長く住める家を選ぶ

分譲住宅を購入する際には、将来のことを考えて長く住める家を選ぶことも重要なポイントとなります。例えば1階を中心に生活ができる間取りや、バリアフリーを考えて段差の少ない家だと足腰が弱くなった老後も安心です。

他にも水回りや、洗濯ものを干す場所など動線がスムーズだと使い勝手がよく暮らしやすいでしょう。いずれは子どもが親元を離れ、夫婦2人だけで住む可能性が高い場合は、部屋を持て余してしまうことも念頭に置いておくべきだと言えます。

また、地震などの災害で家を失うことや大規模な修理費を払うのは避けたいものです。日本はどこでも大地震が起こる恐れがありますし、近年では街中が浸水してしまうような洪水・土砂崩れの被害も起きています。こうした被害予想はインターネットの「ハザードマップ」で調べることができるので、事前に確認しておくとよいでしょう。

耐震性においては「耐震等級」をチェックできます。これは地震に強い家を分かりやすくレベルで表したもので、耐震等級1は震度5以上に耐え、震度6強~7で損害は受けても人命は損なわれない程度。耐震等級2は、等級1の1.25倍の耐震性で学校や避難所と同じくらい、耐震等級3は等級1の1.5倍の耐震性で消防署や病院と同じレベルです。ちなみに長期優良住宅に認定されるのは、耐震等級2以上とされています。